俳画道具

高校一年生だった私は、初めて『顔彩』セットを目にした時、こんな絵の具があるんだ…

目に新鮮でした。

それまで、使った事があったのは、水彩絵の具と、油絵の具だけだったんです。

丸い小さなお皿に固まった絵の具が入ってるんです。必要な分だけ水を含ませた筆でとって、使います。もっと小さな四角い入れ物に入った顔彩セットもあります。こちらは携帯用とか始めた頃に使ったり、絵手紙によく使われていると思います。

この『顔彩』一色ずつでも売っていますが、初心者は12色のセットになっているものを使う事が多いようです。丸い小さなお皿に入っているもの(鉄鉢と言うそうです)は、使い終わると、ためし皿にも使えます。

この他に必要なものは…

墨、硯、筆大中、下敷き、ぶんちん、紙、ためし皿、筆洗い用水入れ、フキン…

墨は出来れば自分の手で、する、固形のものが理想ですが、液体になっているものでも大丈夫だと思います。俳画には青墨がいいと先生に教えられましたが、茶墨でも悪くないと思います。墨が液体の場合は硯はいりません。墨をだす入れ物があればいいです。

筆は三本が理想ですが、最初は大中の二本を、一本は青、紫などの寒色と黒用、もう一本は赤、黄色などの暖色用に何となく分けておくといいかと思います。私は長流の筆を主に使っています。

下敷きは画材屋さんで売っているものは高いので、百均の大きなフエルトでも大丈夫です。色は何色でもいいですが、白がお勧めです。汚れますが、薄い紙に絵を描いた時は下敷きの色が濃いと下が透けて見えるので、本来の色味の感覚と少し違ってしまう事があるかも知れないからです。

紙は多くの人が使っているのは中国の画仙紙です。長い巻きになっているものは、カットが必要です。

ぶんちんは、重しになれば何でもいいです、石やセトモノの箸置きでも大丈夫です。

ためし皿は、とにかく白く、浅いものであれば何でもいいと思います。水彩絵の具のパレットは使いにくいので、丸い皿が理想的ですが四角でもいいです。これは二、三枚欲しいです。ですが、白なら大丈夫なので、スーパーの食料品のパックを綺麗に洗って使っても大丈夫です。

筆洗い用の入れ物も何でもいいです。二リットルのペットボトルをカットして使ってもいいと思います。水はすぐに濁ります。何度も交換しないといけないので、二個用意しておくと便利です。

フキンは、タオルでもガーゼでも、あるものを使って大丈夫です。

この他には、はんこ、印泥(朱肉のようなもの)です。はんこは興味があれば、自分で作るのもいいかな…と思います。消しゴムでもつくれます。

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道具を用意するのってワクワクします。