動物と会話したいね
動物と共に暮らしたり、動物が好きな人なら一度は思うかな。
動物の言葉が分かればいいのに…って。
昔ばなしに「聞き耳頭巾」と言う物語がありました。頭巾をかぶると生き物の声、言葉がわかるんです。
昔ばなしに出てくる頭巾と言うものの多くは、わかりやすく言うと、サンタクロースがかぶっている帽子の少し短い感じで、白いポンポンやら、フワフワが付いていないものです。
七福神の大黒さん達がかぶっていますね。
この物語、子供の頃「まんが日本昔ばなし」で観た時は何て素敵な帽子なんだろう、欲しいな…と思いました。
ですが、大人になってみると、この頭巾の弱点に気づきました。動物たちが話している言葉はわかりますが、こちらと会話ができないんです。共に暮らす動物たちがいると、会話したいなって思ってしまいます。
桂枝雀さんが「ねこ」と言う落語を話しているのを観た事があります。猫ちゃんと会話できるんです。
猫ちゃんを飼っていると、その落語の内容がとっても面白くって、猫ちゃんの表情までもが想像できるんです。
他には「犬」と言う落語もあって、そちらも会話が出来ていました。この話も面白かったです。聞いた時、動物と話し出来たらな…って改めて思いました。
猫ちゃんや、ワンチャンが時々、静かにこちらをじっと見つめる事があるんです。
そんな時、何を考えてこちらを見つめているんだろうと、じっとみつめ返しますが、ワンチャンはすぐに崩れて、しっぽをふったり、立ったり座ったりしますが…猫ちゃんは、ずーっと表情を変えず見つめられ続ける事があります。少し怖くなっちゃったりします。何を考えているの…?
だけど、会話出来ないからこそ大切にしたい。
いつも君がどう思っているのかを考えてるよ。